北海道旅行 (網走監獄)①
今回からは2019年秋に訪れた北海道旅行について
シェアしていきます。
【1日目 網走監獄】
女満別空港に到着後、空港近くでレンタカーを借り
”博物館網走監獄”へ向かいました。
普段運転することがなかったので、
この旅行のために土日で運転の練習をするくらいの
ペーパードライバーです。
レンタカーを借りて、車で20分くらい走ると網走監獄に到着しました。
駐車なんてもってのほかなので、
訪れる場所の駐車場が広いかは重要事項でした。
網走監獄の駐車場はとても広く、駐車されていた車も少なかったので
すんなり駐車することができました。
大人入場料は¥1.100ですが、
公式ホームページに10%割引のクーポンがあるので
スマホで提示するか、事前に予定していれば印刷しておくとお得です。
博物館内では
1日3回、無料のガイドツアーが開催されています。
10:00、11:30、14:30の開催で、
私たちが到着したのがちょうどお昼前くらいだったので
ちょうど11:30の回に参加することができました。
ツアーは申し込み不要で、開始時間に庁舎に集まりスタートします。
参加者は私たちの他に2名のみで、とてもこじんまりとしていて
自由に質問もできました。
説明もわかりやすく丁寧でとても勉強になりました。
囚人の中には、高い塀を何度も乗り越え脱走を試みた人もいるそうです。
身長の2倍くらいの高さがあるので、
どうやったら乗り越えられるのだろうと不思議に思いますし、
自分だったらそこまで一生懸命になれないだろうなと思いました。
囚人たちに精神的、倫理的、宗教的な指導を行うために設置された
教誨堂は、「神仏が宿るところ」と、囚人たちが精魂込めて建てたと
言われています。瓦屋根にお寺を思わせる和風建築の外観とは対照的に、
内部は柱のない広い空間、腰高の板壁と漆喰の白い壁、天井のシャンデリアボックスに施された美しいレリーフと、洋風デザインが特徴です。
【煉瓦造り独居房】登録有形文化財
独居房には、より重い罪を犯した者が収容されます。
やり取りも小さい窓からで、ほとんど光りが入らない造りになっていたかと思います。
【旧網走監獄 舎房及び中央見張所】重要文化財
放射状に広がる5棟の舎房。
1ヵ所から舎房全体を見渡せるように8角形の見張り所が設けられています。ここには独居房、雑居房合わせて226房あり、最大700名を収容できました。
舎房の廊下には天窓がつけられており、クイーンポストトラスの小屋組と鉄筋の開き止めが、美しい空間を造りだしています。
舎房の堅格子(斜め格子)は、中から向かい側の舎房が見えないように工夫されているほか、堅いヤチダモの木で造られた扉は、外から施錠されていて中からは開けられない堅牢な造りが特徴です。
この舎房は、1984年まで網走刑務所の獄房として72年間にわたり使われていました。
このような堅牢な造りでも脱獄を繰り返した
”白鳥由栄”という昭和の脱獄王がいたとの説明もありました。
彼はどんな狭い隙間にも体を合わせることができる、
頑丈な造りも壊す力があると語ったようです。
廊下と舎房の仕切りは、向いの房同士が見通せない工夫がされています。
中央の見張り所から建物の奥に向かって進む際には、
舎房の中を見ることはできない造りになっていますが
見張り番が奥から見張り所に向かって歩く際には、
中の様子を確認できるような造りになっています。
舎房のトイレは、穴が開いている中に大きな桶・バケツを入れて
上に木製の便座を置いて使います。中のものは1日溜めて使います。
みんなが日中作業に出た後に、トイレの係りの者が来て掃除をするそうです。
【監獄歴史館】
入り口には、以前網走刑務所で実際に使用されていた看板が展示されています。
歴史館では、中央道路の開削の様子を映像で見ることができます。
過酷な作業を強いられていたことがわかります。
また、現代の刑務所を再現した部屋に入ることもできます。
”旧網走監獄”の舎房よりも快適な空間に変わっていると感じます。
【二見ヶ岡刑務支所】重要文化財
網走の西方丘陵地二見ヶ岡に、自給自足を目指して農場が造られました。この農場は開放的処遇施設として、作物の管理から収穫まで収容者が行いました。建物は、庁舎、舎房、教誨堂および食堂、鍵鎖付着所、炊場の5棟が渡り廊下でつながっています。
引用が多くなってしまい申し訳ありません。
1日目は、網走監獄を楽しんだ後は
知床にあるホテルまで車を走らせて終了でした。
道路が広く車、通りもすごく多いわけではないので、
皆さんすごいスピードでした。
私も迷惑にならないよう、それでも安全運転を!
という心がけだったのでだいぶ緊張したドライブでした。
それでも海岸沿いの道のドライブは、とても気持ちよかったです。
2日目は、知床五湖と来運の水についてシェアしたいと思います。
今回もお付き合いいただきありがとうございます。